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顎口腔系

 

顎口腔系

機能的に見た狭義の顎口腔系は、能動的要素・受動的要素・フィードバック機構から成り立っています。

例えば食物中に混在した石などの異物を感知し、開口反射・排出といった生態保全に働く現象や、味覚に係わる食感・歯の接触状態や下顎位・下顎安静位などの感覚情報は刻々と脳・中枢に送られ、そこで整理統合され、遠心性の指令となって効果器である咀嚼筋群に送られます。

指令を受けた咀嚼筋群は協調して活動し下顎の位置をコントロールし、咀嚼・嚥下運動を行っているのです。

従って広義の咬合を理解するには、歯・歯列や顎関節の状態・症状などとともに、その患者固有のフィードバック機構についても総体的に診査・診断する目が必要となります。

歯科医は、機能的咬合系の各要素とその機能的関連を常に総括的にとらえながら診療にあたる必要があり、個々の細部の問題にばかり目を奪われていると、本来の病態を客観視できず、治療がうまくいかないばかりか新たな症状に振り回されることにもなりかねません。
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