会長挨拶
第15回国際顎頭蓋機能学会を日本で迎えることを大変光栄に存じます。これまで日本でのICCMO国際学会は大学が中心に準備開催してきましたが、今回は九州地区の先生方が中心に準備をして下さいました。ここに改めてその労に対し会を代表して御礼申し上げます。
今回の学会メインテーマは「筋肉位を科学する」であります。 歯科医療の終局の目標は「最適な咬合の構築」にあります。そのため何時の時代にも下顎位を何処に求めるかは最重要課題でありました。 Gysiにはじまる機械論的咬合論の下顎後退位(CR)は、Bernard Jankelsonによって根底から覆され、咬合の改善には下顎運動の原動力である咀嚼筋群に照準を当て、神経筋系を最優先するNeuromuscular Occlusionによりはじめて解決することが示されました。 爾来、Neuromuscular concept における「筋肉位」は機能的咬合系の解剖,生理ならびに計測機器の発展により,さらに進展を続けています。 物事の説や考え方は、そのすべてが正しく未来永劫不変ではありません。筋肉位もしかりで、まさに生き物の如く「最適な筋肉位」であるべく変化し続け現在に至っています。 ICCMO日本部会の諸兄におかれましては、この機会に「より良い筋肉位を求めて」さらに研賛されんことをお願いしてご挨拶とさせて頂きます。
国際顎頭蓋機能学会日本部会会長 山下 敦
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